平均して1人1台スマホを持っている時代、皆さんどこのキャリアをつかっていますでしょうか。僕は最初大手キャリアを使っていました。ですが、自分で支払いするようになり利用料金が高いと感じるようになりました。当時はAndroidスマホとAndroidタブレットでした。タブレットの方はWi-Fiのみ対応でしたので、ポケットWi-Fiも同時契約していましたしね。
今はiPhone2台とセルラーモデルのiPadを1台の計3台使っています。3台ともにSIMカードをセットしていますので、ポケットWi-Fiも利用しなくなりました。できる限り持ち物は減らしたいですから。「そんな3台も持っていて料金はいくら?」「どうせ金持ちなんだろう」と思われるかもしれませんが、3台合計で7000円程に落ち着いています。
「なんでそれくらいに?」と思われるかもしれません。その理由は「MNOの格安ブランド」や「MVNO」を利用しているからです。「MNO」や「MVNO」については後ほど説明しましょう。
目次
「IIJmio」に決めた理由は?
記事のタイトルにもある「IIJmio」は格安SIMと呼ばれる通信事業者です。iPadにはここを利用しています。購入したiPadは「iPad mini第6世代」で5G対応機種となります。4Gと5Gに自動で切替してくれます。
メイン端末のiPhoneとの連携を前提のためデータのみのプランで
可能vなら5G通信が利用できる
利用料金はできるだけ安く
ギガ数は20GBは欲しい
上の4つを前提条件として調べました。データ専用プランだけで調べると2000円前半くらいの料金でいくつか候補は出てくるのですが、当時は5G通信ができる格安SIMとなると数は絞られるようでした。
そこで見つけたのが「IIJmio」でした。
IIJmioは格安スマホのMVNOにあたる
NVOとMVNO、聞き慣れないと思います。両者の大きな違いは下に挙げました。
MVOというのは「Mobile Network Operator」の略語で「移動体通信事業者」と訳され、大手キャリアのことを指します。
対するMVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略語で「仮想移動体通信事業者」と訳されます。大手キャリアから通信回線を借りてサービスを提供している事業者です。自社回線を引く手間がないため料金が安くなる反面、時間帯によっては通信速度に制限があることが多いようです。
IIJmioはauとdocomoから回線を借りてユーザーに提供しています。自社回線を持っていないのでMVNOと言えますね。MVNOなのですが、IIJmioはプランによっては追加料金なしで5G通信を利用することができます。時間帯による速度制限はあるかもしれませんが、ちょうどその時間に使うことがないためか、遅いと感じたことはないです。
そもそもMVNOな格安SIMは通信回線を借りているため、基本的に遅いことが多いです。IIJmioだからというわけではありませんよ。
IIJmioのプラン
今も同じプランで変更する事なく1年以上利用しています。特に不満は感じていません。YouTubeや動画のサブスクが遅延なく見る事ができています。今も利用中の僕がIIJmioで選んだプランは↓
SIMタイプDのデータプラン
データ容量は20GB
5G対応
料金体系
2023/08/06現在です
https://www.iijmio.jp/hdc/spec/
データ専用プランが2つあるのに気が付きましたか?IIJmioには物理SIMとeSIMの2種類を選ぶことができます。
支払いと初期費用
支払いはクレジットカードのみとなります。タイミングによっては使えるカードが変わるかもしれません。IIJmioに直接問い合わせた方がいいでしょう。
初期費用はこちら
https://www.iijmio.jp/hdc/spec/
SIMカード
SIMカードのSIMは「Subscriber Identity Module」の略です。契約者情報が記録されており、通話やWi-Fiなしで通信をするために必要となります。これを差し替えるのと端末本体側で少し操作するだけで機種変更ができます。僕が誰かに説明するときには「通信許可証」と呼んでいます。
物理的なSIMカード
少し前ではSIMカードはICチップが埋め込まれたカード型が一般的でした。僕も最初の携帯電話にはバッテリーの奥にカードが刺さっていたことを覚えています。SIMカードには大きさによって種類がありますが、現状は「nanoSIM」といってほぼICチップのみくらいの大きさが主流となっています。
eSIM
次にeSIMです。
eSIMは物理的なSIMカードとは違います。なぜ僕が「物理的な」SIMカードと呼んでいたかというと、eSIMは契約したとしても手元にSIMカードが送られてきません。
端末内にあらかじめ埋め込まれているSIM
契約者情報は契約した通信業者のHPからデータとしてダウンロードする
即日開通できるのが最大のメリット
eSIMには通信会社による契約者情報が記録されていません。業者を変える度に情報を書き換えていきます。
上記にメリットを出しましたが、もちろんデメリットも存在します。
それは対応しているキャリアや機種でないと使えない。多少ばかりスマホの知識がいることです。対応キャリアなどについてはeSIM提供キャリアを選べばいいいだけです。知識がないのなら調べるか、知識のある人にしてもらいましょう。
なぜ僕は安いeSIMを選ばなかったのか?
料金プランとSIMカードについて見てきたなら、こう思ったのではないでしょうか?
「なぜeSIMを選ばなかったのか」
僕も最初はデータeSIMを選ぼうかと考えたのですが、eSIMだと僕の考えていた条件の1つに合致しなかったんです。
一部SIMだと5G通信ができる。
IIJmioの一部SIMは5G通信ができます。
5G自体が始まったばかりですから、なくても変わらないことは分かってましたけどね。「5G対応機種を持ったんだから使いたい」と思ったらIIJmioの一部SIMは5G対だったんです。
IIJmioでは2023/08/06現在でもデータeSIMとSMS機能付きタイプDSIMの2つは5G通信に対応してません。
これは契約当時でも変わらず、5G通信にも対応したプラン目的でしたのでeSIMではなく物理SIMを選びました。
おわりに
この記事を書くにあたり契約情報などを再確認したらIIJmioは1年以上使っていたようでした。料金や通信速度含めて今のところ不満点はありません。データ量の繰り越しもあるので、残りのギガ数を気にすることもありません。会員専用ページにアクセスする事でデータ残量も見えます。僕はメインの端末としては使わず、動画視聴と少しのネットサーフィンにしか使っていないのですが、ストレスなく使えています。